A Translator's Rumblings

読書日記もあり

海外からの電子書籍購入はまだまだ難しい

最近はいろいろなサイトで購入できるようになって便利らしいのだが、私はあまりその恩恵をこうむることがあまりない。アカウント登録や決済方法など、いろいろ制約があるのだ。

  • 英国在住。登録住所くらいは実家の住所を入力すればいいのだろうが。
  • 日本で発行されているクレジットカードがない。このせいで購入できないサイトもある。
  • Macユーザー。iOSで電子書籍が「読めたらいい」くらいで、電子書籍は基本的にMacで読む。どうせ仕事でコンピューターの前に一日中いるのだし。だが、Mac OS X向けのアプリ/ブラウザーを出していない大手サイトも多い。ちゃんと公開しているサイトもあるのだが、
  • 紀伊國屋のKinoppy for Macなどのように、App Storeでしかアプリをダウンロードできなくなっている場合がある。ちなみにApp Storeは日本の住所と日本発行のクレジットカードがなければ無料アプリでもダウンロードできないので、その時点で挫折。仕事がらParallelsでWindowsも入れているのだが、BookLiveのアプリなどはインストールできても仮想環境では使えない。
  • なぜかepub3規格の本があまり多くない。自社規格のものばかり。.bookやXMDFなどは、Mac OS Xで読むことはまず無理そう。前者の場合ベータ版のビューアが公開されているが、あまりにお粗末で使い物にならない。

じゃあどうしているのかというと、今のところebookjapan.jpで満足(というより我慢)している。これはMac OS X用のしっかり機能するアプリもあるし、iOSでもしっかり読めるし、海外発行のクレジットカード決済も全く問題なしということで、最も便利なのだ。販売しているコンテンツが漫画やいかがわしいものばかり(?)なのには閉口するが、一生懸命検索すれば、それなりに読んでみたいと思う本がみつかる。ファイル形式が.ebiとかいう規格なのが不満な点だろうか。これだけいろいろ業者が乱立しているため、電子書籍の流通と販売業界がいずれ統合される可能性があるので、できればepubのような共通規格で本を保存しておきたいのだが、望みすぎだろうか。

 

ちなみに次のサイトはたいへん参考になりました:

電子書籍の情報をまとめてみる