A Translator's Rumblings

読書日記もあり

Retina 対応の GoldenDict を Mac で使う

職業柄、日本語以外の辞書も多く揃えている。日本(語)のものはEPWING形式がほとんどなので、Logophileなどでいわゆる串刺し検索をしているが、私が所有する英英、サンスクリット、パーリ、チベット語等の各種辞書は、OS X内蔵のDictionary.app用に変換していないものはほぼ100%がStarDict形式である。

 

Macで使えるStarDictのクライアントといえばGoldenDictであるが、これは公式のSourceforgeでダウンロードできるバージョンはRetina Displayに対応しておらず、解像度が悪すぎて数分使うと嫌気がさしてしまうのであった。ところがよく探してみると、Retinaに対応するQt5.3をベースにバイナリをコンパイルしてくれた人がいて、アップロードされていた。早速入手して試してみたところ、ちゃんと表示がきれいになっている!早速と書いたが、うちのISPではアップロードされているホストがポルノフィルターにかかってしまってアクセスできず、VPNアプリのTunnelBearを利用し、お隣の国のIPアドレスを使ってダウンロードした。

スクリーンショットはこんな感じ:

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この「発見」は今日あったので、さっそくこれを書いているのだが、これまでは Fora Dictionary Pro というとても目立たないクライアントにお世話になっていた。環境設定はほとんどできず、使い勝手も独特なのだが、これまでStarDict辞書の第一選択のクライアントとして、以外とお世話になってきた。GoldenDictがRetinaディスプレイでも使えるようになったことで、今後使用度がどう変化するかが楽しみである。